シドニーの町とオペラハウス

12月31日(晴時々曇) ORGAN PIPES
 
今日はメンバーが全員揃い、昨日のエリアへ。駐車スペースは五台程度で、今日は年末の日曜日とあって既に数台が駐車。多少歩きますが、この先にも駐車場があります。
Northern Buttress
 
Chasm/Wall Centaurs 5.9 48m 2P
   
人気ルートで先行と待っているパーティがあり暫く待たされる。  
  二ピッチ目は綺麗なハンドサイズのクラック、しかし核心は途中に出  てくるOW。下降は、隣の岩塔から楽しい空中懸垂で60mロープが  二本必要。

 
Raspbery Jum and Crackers 5.9  1P
    目はこのルートはトポに載っていないが、上のルートの左の岩    塔にあり、人気のルートなので誰かが登っています。核心はフェ    ースの部分で身長が低いと難しくなります。下降は、終了点から    壁に向かって左に回り込み、ガリーを歩いて下降します。

目今夜は大晦日、遅くまでロビーで色々な国の人たちと会話を楽しみました。と言ってもパートナーのように英会話が堪能ではなく、何時もの事ながら帰ったら勉強しようと思うのですが・・。。日本人の若者も数人きていました。カウントダウンと同時にホバートの港では盛大な花火が上がっていました。宿の多くの若者たちは、それを見学に出かけてしまい、残ったのは私たちのみ。静かに新年を迎えました。今年はどうなることやら、相変わらずクライミングに明け暮れる能天気な一年になりそうですが。

1月3日(晴) BEN LOMOND
 タスマニアはお天気が悪く雨が多いと聞いていたのですが、今日は晴天。現地のクライマーの誰もが勧めるエリアであるBEN LOMONDへ。このエリアはSWANSEAから約170Km北に走った山の中腹にある柱状摂理の岩場です。早い時間に出発したため途中で町で朝食が取る事が出来ず、岩場の上部にあるスキー場まで車で登りここのロッジにて優雅な朝食となりました。スキー場と言っても、勿論この時期は雪はありません。斜面はほぼ前面なだらかで、ただてれてれと滑るだけのようなスキー場に見えました。ただ、帰りにもここのロッジで夕食を食べたのですが、なかなか美味しい料理でした。お勧めです。
 アプローチは岩場の下の広い駐車場から、岩場に向かって岩の堆積地帯を適当に登ります。途中ケルンが出てきますので、それを辿れば岩場の下に着きますが、駐車場から1.5から2時間は見たほうがよいでしょう。アプローチに必要な時間は、大体何処のエリアに行くにも、トポに記載された時間の1.5から2倍と考えた方が無難です。
 このエリアは素晴らしい柱状摂理の岩場で、綺麗なクラックラインがたくさんありますが、その内からトポに星のたくさん付いたルートを選択して登りました。
Frews Flutes
  Barbe Di Vendetta 5.9 80m 3P
ハンドサイズのクラックが続く、日本では滅多に見られない素晴らしいルート。ただ、頂上へ抜ける3P目はボロボロで良くありません。2Pのみ登って懸垂下降している形跡もありました。これが正解かも知れません。頂上へ抜けた時は、ケルン目印の立派な懸垂支点があり、問題なく二ピッチで降りられます。ただしロープ二本が必要です。頂上からの展望は素晴らしき、一度は登って見てください。きっと、満足出来る事と思います。

(2006年12月28日〜2007年1月9日)

 今回のクライミングは事前の情報がまったく無く、不安な部分もたくさん有ったのですが、十分に好奇心とクライミングの真髄を味わう事ができ、素晴らしいクライミングの旅になりました。私にとっては、10月に右肘を変形性肘関節症の手術をおこなった後だけに十分な回復が出来ない状態でのクライミングでしたので、快く甘えさせてくれた3人のメンバーに感謝の気持ちでいっぱいです。

1月1日(晴時々曇)  FREYCINET
 
今日は新たな岩場に移動。早めに宿を発ち、まずはSWANSEAの町へ向かう。ホバートから2時間半ほどのドライブで、小さな海沿いの町に到着。FREYCINETまではさらに1時間弱、海に突き出た半島に、城ケ崎に似た海岸と岩山にたくさんのエリアがあります。その 中で私ちが行ったのは、城ケ崎そっくりのシークリフでした。まったく城ケ崎にいるのではないかと錯覚してしまうほどでした。
このエリア一帯は国立公園となっていて入園料が必要で、左の写真のビジターセンタで購入します。また、この周辺は人気のリゾート地となっていて宿泊施設はどこも空きが有りませんでした。やむを得ず岩場までの往復に時間はかかりますが、SWANSEAの町まで戻り、真新しいSWANSEA BACKPACKERSに泊まる事になりました。ここは6週間前に出来たばかりとの事で、部屋やロビー等どこも綺麗でした。四人部屋で気兼ねなく過ごせるのに気をよくして三泊しました。一人当たり一泊$35でしたが、快適でした。ここはお勧めです。
White Water Wall  
   Apline 5.6 70m
  このルートは大きな壁に白い綺麗ダイクをたどるルートで、グレードは低いですが写真で見るときっと登ってきたくなりますよ。

Harlequin Buttress
   Harlequin 5.9 40m
   けっこう難しいシンハンドのクラックですが、最後のスラブも緊張します。体感グレード5.10bです。
1月2日(曇時々雨) 尚、FREYCINETは曇
 
私はお天気もハッキリしないので、休養日。若い三人はFREYCINETへ、雨は降らなかったそうです。


夕食は、町からホバートに少し戻った海沿いに、日本食レストランがある事がわかり出かけてみました。「かぶき」言う名のレストランで、本格的な日本料理の店とのことでしたが、値段は高めで料理もイマイチでした。ただ、ロケーションは素晴らしく、海を一望にしながら優雅に食事をするにはもってこいです。

 タスマニアには、自然がたくさん残っていました。海岸、山はどこも美しく日差しは強烈(オゾンホールがここまで広がっているらしい)ですが、風は冷たく日陰では寒いくらいでした。ここは雨の日が非常に多いと聞いていましたが、私たちが滞在した期間で雨が降ったのは一日だけでした。ただ、現地のクライマーによると、これは非常にラッキーな事だそうです。
 オーストラリア全土の地図からタスマニアを見ると、非常に小さな島に見えますが面積は北海道に近いそうです。短い日程で全部を回ることは不可能で、今回はその僅かな区域を訪問しただでした。今回訪れた地以外にも素晴らしい自然がたくさんあるそうですので、是非機会を作り再訪したいと思っています。
 
移動は全てレンターカーで、全行程約1,500キロを走りました。タスマニアでは4WD車が必要です。クライミングエリアによって
は、アプローチが長いオフロードでした。また、市街地(と言っても小さな町が多いが)を出ると自然が延々と続き制限時速は一般道路でありながら100km前後でした。すれ違う車両は少なく、ワラビー(カンガルーと同じ有袋類の仲間)の死がいがたくさん目につきました。あちこちにワラビーがたくさんいるため、運転にはワラビーへの注意が重要ごととなりなります。特に夕方が危険で、突然路肩から飛び出してきます。右に向いているから大丈夫と油断すると、突然反対方向に飛び出す始末で動きの予測がまったく出来ません。道路上でワラビーの死がいをたくさん見たのも頷けます。
 道路マップはタスマニア全土が載った物を、ハーツレンタカーのホバート空港営業所でチェックイン時にくれましたが、これとクライミングトポだけで問題ありませんでした。
 
食事は、基本的に全て外食ですませました。ホバートの宿泊を予約した以外、宿泊がどうなるか現地でなければ不明でしたのでキャンプ用具も持参したのですが、全てホテル等に宿泊出来、食事も自炊をする事はありませんでした。オーストラリアの定番であるフィッシュ&チップスやピザ、「地球の歩き方」に載っていた日本料理店にも行きました。朝食は適当に買い置きを食べたり、早くから開店しているパン屋さんを利用しました。このパン屋は何処の町にもあり、何処で食べても美味しかったですね。特にパイは、具の種類が豊富日本では味わえないパイがたくさんあり非常に楽しめました。その場で食事が出来るパン屋もありました。
 
タスマニアのクライミングトポはシドニーのマウンテンショップで購入しました。ホバートの町にも数件のショップがありますので、そこでの購入も可能と思います。$44.95(オーストラリアドル)でした。このトポは、アプローチや岩場の状況を写真や解り易い図によって説していますので、これ一冊あれば十分でしょう。。

















 

ホバートのギアショップ

ホバートの宿泊はここ

 シドニー ホバートの町はそれほど広くありませんが、コンビニは無く、GSに併設されているコンビニらしいものはありますが、売っている品物は簡単なお菓子類と日用品のみでした。なお、スーパーマーケットはありますので、ここで全ての買物は可能です。
12月30日(晴) ORGAN PIPES
 昨日偵察に行ったMt Wellingtonへ。駐車場からしっかりした踏跡を登るとOrigann Pipesの岩場に沿たハイキング道に合流します。この岩場は、Mt Wellingtonの北斜面に広がる広大な柱状摂理でたくさんのクラックルートがあります。今日は怪我人二人のタスマニア初めてのクライミングなので、易しめのルートを探しUniversity Buttressへ。
University Buttress
 Chancellor Direct 5.9 60m 2P 下降支点有り。70mロープなら1本で可。60mロープだと二本必要。
Step Tier

Lone Stranger 5.10a/b 77m 2P 2ピッチ目の美しいコーナークラックに魅せられて取り付いたが、このコーナークラックが怪我人パーティにとっては難しく、クライミング初日でもあり無理せずに敗退する。綺麗なコーナークラックで、残念。
 午後は、後発の友人二人迎えにホバート空港へ。
タスマニア・ブルーマウンテンのクライミング記録
月2

12月28・29日 成田〜シドニー〜ホバート

 28日のカンタス航空22便は成田を20時05分発なので余裕を持って自宅を出る心算だったが、前日空港までのバスチケットを購入に行くと成田空港着は1時間以上の遅れの表示。その為、一本早いバスチケットを購入。しかし、この日は道路の渋滞も無く、定刻より早く空港に到着してしまい、まだチェックインカウンターが開いていないため時間を持て余す事に。年末のわりに、第二ターミナルはそれほどの混雑は見られなかった。
 毎年年末は風邪をひいたりして体調が思わしくないが、今年も同様で多少風邪気味なため厚着で着膨れ状態で。なかなか体調の管理は難しいですね。定刻に出発、機内は空席も目立つ、機内食を食べて寝るだけ。
 シドニー空港には、定刻どおりの午前8時に到着。ホバートへの乗継ビンは14時20分のため、シドニーのマウンテンショップまで、観光を兼ねて出かける事にしました。ショップではタスマニアのトポと、後半登る予定のWarrumbungle国立公園周辺の地図を購入し、、ショップ近くのクイーン・ビクトリア・ビルディングを見学、その後地下鉄乗りシドニー湾のサーキュラーキーでシーフードを堪能、暖かい夏のシドニーを満喫しました。寒さに弱い私にとってはたまらない暖かで。、日本が冬の間はオーストラリアに住みたいものです。
 ホバート空港は、小さな平屋の空港で迷うことも無くハーツの受付へ。いよいよタスマニアの旅が始まりかと思うと、何時もながらワクワクと・・。殆ど子供状態で困ったものだと、我ながら思いながらも(#^.^#)。まずは、予約のTransit Centre Backpackersへ。ここは名前のとおりバックパッカーが多く泊まる宿で、日本人の若者もけっこう泊まっていました。二段ベットで一部屋に10〜8人ほどが宿泊、炊事用具は全て揃っていてコーヒー、紅茶は何時でも飲み放題でした。ベッドは柔らかく人の身体の形に沈んでいましたが、テントで泊まる事を思えば、言うこと無しです。一泊$17で、部屋の宿泊定員によって値段が多少異なります。
 午後は9時ころまで明るいので、明日登る予定のエリアOrgan Pipsまで偵察に行く。エリアはホバートの町を一望する位置にある
Mt Wellingtonの頂上直下かにある柱状摂理の発達した岩場です。ついでに、この山の山頂まで行きましたがホバートの町と美しいタスマン海が見えるだけです。観光の目玉になっている場所との事で、舗装道路を走ると駐車場、展望台があります。