クライミングエリア情報

 トポは外人街のクライミングガイドショップ(別ページの地図に「North Line Climbing Club」で載っています。)で売っています。一冊60元で67ページ。アプローチの表示も、分かり易く図解されています。

 私が登ったルートや訪れたエリアを、私の感覚、記憶で記載していますので、勘違いや誤りが含まれている可能性もあります。特にグレード感覚はクライマーによってかなりの違いがあります。あくまでも参考程度とお考え下さい。ルートのボルト数表示も同様で、ご自身の責任で判断下さい。
 ルートのグレードは、トポの表示を載せています。なお括弧書きのグレードは、私の体感グレードです。

岩質は石灰岩で、エリアの岩峰ごとに特徴があります。コルネはあまり発達せず、傾斜は90度から120度くらいです。ルートは25m以上が多いですが、必ず50mロープでロワーダウン出来る位置に終了点が設置されています。終了点はしっかりしたシステムになっていて、結び換えによってロワーダウン出来ます。ルートのボルト間隔は非常に適切と感じました。人によっては短すぎる間隔と思えるかもしれませんが、岩質やムーブを考えると納得出来るのではないでしょうか。開拓者のセンスに脱帽です。
 雨後の岩の乾きは非常に早いです。今回前半は雨天の時もありましたが、朝降雨があっても、上がれば直ぐに登れます。
私達が登ったルートのみを、載せています。他にもエリアがあります。

The Golden Cat Cave

 

陽朔から一番近いエリアですが、見た目が魅力的でなく今回は登りませんでした。
 ガイドが講習会をしていました。ボルトのハンガーが無いルートもありましたので、注意して取り付く事が必要と感じました。

The Wine Bottle Cliff
  Golden Cat Caveの直ぐ先、左奥に岩肌の顕著な岩峰がこのエリアです。手前に観光気球の乗り場がありますの
  で、すぐ解ります。
  このエリアは人気があり、休日には現地のクライマー(ガイドらしい)が登りに来ていました。ただ、平日は私達以外に
 やはり二週間の予定で来ているオーストラリアのクライマーだけでした。このクライマーには他のエリアで、何回か会う
 ことになりました。
  この岩場の特徴はたくさんのバンドが走っている事です。したがって、如何にそのバンドを処理して登るかが課題にな
 ります。また、建てホールドも多くライン取りを誤ると極端に難しくなったりします。

エリア全景


Name? 5.7      
上のルートの2P目 5.9+     ボロボロです。
     〃 5.9+   まずまず
     〃    5.10d     出だしでムーブ出来ず敗退。登れるのか?
Happy Ending 5.10d  B8本 ★★  
Name? 5.10b B9本 ★★  
The Helsinki Massacre 5.10c(5.11a) B9本 ★★★ カチの連続
Where’s the Jug? 5.11a B7本 ★★★★★ 楽しい
Empty Jug 5.11c B9本 ★★★★★ 素晴らしい
Slack 5.10b B9本 ★★★  
Shu Ba Jie 5.10a B7本 ★★★  
The Miracle of Lankou 5.9 B9本 ★★★ 日本にこんな.9があったら最高です
Summit No.1 5.9 B7本 ★★★  
Watered Whine 5.8 B3本 ★★  

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The Butterfly Cave Crag
 
 
  Win Bottleの向かい側にある良くわからない観光場所にあります。写真の蝶の左右にルートが
 あり観光客からの視線が集中しますので、私達は平日の殆ど観光客のいない時に登りました。ル
 ートを登るだけなら入園料は必要ありません。
  両ルートとも岩もしっかりしていて良いルートですが、結構怖いです。北面のため一日中日が当た
 りません。


Name? 5.9(5.10a) B4本 ★★★ ランナウトする
Name? 5.10b(5.10c) B8本 25m ★★★★ クラックのジャムとレイバック
The Thumb Peak
 本当に親指のようです    正面の取り付き

 Butterfly Caveの直ぐ隣の岩峰。魅力的なラインのルートもありましたが、オーストラリア人が勧めていたマルチピッチ
ルートを登りました。各ピッチで変化のある素晴らしいルートです。
 50mロープ1本で下降が出来るように、終了点が設置されています。私達は二ピッチ通しで登り、全体を3ピッチで登り
ました。

Happy New Year 5.10a

注意点:二ピッチを通しで登る時、クイックドローは20本程度必要。
     ルート図の三ピッチ目の出だしは、張り出した岩の下を右に
     回り込むのでロープの流れに注意。一本目、二本目ののラン
     ニングビレーを長くするか、この二本のボルト間隔は短いので
     一本目は間引いて二本目のみ長スリングでランニングビレー
     をとると良い。数本の長スリングが必要。
      最後のピッチは5.10a、クラック登りに慣れていれば5.9程度。

The Copper Door
  上記のエリアの先に、樹齢1400年以上と言われる古木を売り物にした観光地(公園になっている)があります。この公園(公
 園に入るには入園料が必要)の脇からルート図のアプローチに従って歩いて20分程度です。畑や民家、学校を通る平坦な道
 程です。ルート図を見ながら歩けば、迷うことはありません。
  このエリアの岩の特徴は、クラックが発達している事です。したがって縦ホールドの処理とジャミング技術が重要です。
 The Wine Bottleの後にここを登るとかなり戸惑うかも知れません。岩も硬く素晴らしいルートばかりなのですが、ルート図に表
 記のグレードと体験グレードに大きな違いがありました。大体ルート図に書かれたグレードより二グレードは上と考えて取り付いた
 方が無難です。
  ルートは南を向いていますので、一日中日が当たります。また、大きなCaveの中には立派なテーブルと椅子が出来ています。
 ただ、エリアの入口には看板があり、クライミングは有料(2元)と書かれていました。私達はこのエリアで2日間登りましたが集金
 に来る事はありませんでした。来たのは地元の小学生で、隙をみてクイックドローを二本盗まれました。

The Copper Door

Banyan Tree

畑の中を歩く

岩場の裏の風景

Caveの中にはテーブルとイス

Caveの中

岩場の前は畑が広がっている

Blood 5.10c(5.11a) B8 ★★★★ アンダーホールドの処理がカギ
Ta Ma De 5.11b(5.11c) B8 ★★★ 下部の数手が難しい
Da Feiji 5.11b B8 ★★★★★ パワフル
Da Pi Gu 5.9 B6 ★★★ 難しい5.9
Three Point Five 5.11a(5.11c?)   ★★★ 敗退。難しいです。一難去ってまた一難
Xin Jiang Black1P目 5.10b(5.10c/d) B11 ★★★  
     〃   2P目 5.10b(5.11a) B8 ★★★★ ジャミングを頻繁に使う。ジャミング技術を知らないと・・
Smokin' 5.8+(5.10a) B7 ★★  

Moon Hill
    Copper Doorの入口を過ぎしばらく行くと、左の山の上にかすかに大きな丸い穴の空いた山が見えてきます。これが
   月亮山(Moon Hill)です。ここも観光地となっていて入山料の、一人9元、他の自転車の場合は、駐輪料1元が必要で
   す。入口から石段を登って30分〜40分で、丸い穴の部分に到着します。クライミングのエリアはこの裏側で、北面に位
   置するため一日中日が当たりません。ビレーヤーは防寒具が必携です。
    頂上まではさらに10分ほどです。素晴らしい展望ですが、ゴミの多いのが残念。このあたりが今後の中国観光地の課
   題かも知れませんね。
    岩はやはり石灰岩で、見た目は脆そうですが安定していました。一日しか登れなかったため4本しか登っていません
   が、どのルートも素晴らしくまるでPUMP2の軍艦を登ってるような感じでした。

月亮山頂上

頂上からの展望

Luna Nascente 5.10b B7 ★★★★★ 1本目のクリップ注意。私の身長(165cm)では厳しかった
The Dark Side of the Moon 5.11a B9 ★★★★  
Artemis 5.10c B8 ★★★★  
Emission 5.10c B7 ★★★★  

以上の4本の他にも魅力的なルートがたくさんありました。特に12以上を登る人には、最高のエリアでは無いでしょうか。
あのTood Skinnerが初登したルートもたくさんあります。